『Dance Moms』出身 子供向けアイドルからポップスターへ!ジョジョ・シワのイメチェンとSNS戦略分析

Featured Video Play Icon Call her daddy コールハーダディー

ジョジョ・シワ (JOJO・SIWA) という子役タレントをご存知でしょうか?

アメリカのリアリティ番組 ※『Dance Moms』の出演者で、その強烈なキャラクターから全米でも大人気になった子役タレント。※子供のダンス大会に熱狂的になる母親とその子供達の番組

日本で無理やり当てはめると、芦田愛菜ちゃんのような存在です。 

ジョジョは現在21歳で、ユーチューバー、インフルエンサーとして活動していて、子供からはまだまだ大人気。

大人からは“イタい”と見られがちだけど(子役出身者の宿命?)、本人は気にしていない様子。

ジョンベネちゃんを思い出させるようなブロンドで大きなブルーの瞳の彼女ですが、キャラクターが濃くてとにかく元気😆

その可愛らしい顔に似合わない、酒やけしたような低ハスキーボイスも印象的です。

ポジティブで元気な彼女、私は好きです。

今回は『Call Her Daddy (コール・ハー・ダディー)』にジョジョが出演した回をご紹介します♪

You need to talk about this new look because it is a 180 from your whole life !

「ファションとか外見、180度変わったよね。それについて教えてもらえる?」

まずは司会アレックスがジョジョに問いかけます。

180度変わるは日本語でもよく使う表現ですよね。

英語でも同じニュアンスでよく使う表現で、そのまま180と言えば伝わりますが、ワンエイティーと言います。ハンドレッドエイティーとは言いません。(言っても伝わるとは思うけどね。)

今は中性的なかっこいい感じに仕上がってるジョジョですが、子役の時のトレードマークはポニーテールに大きなリボン(bows)。

ジョジョがプロデュースした子供向けの商品もたくさん売ってます。↓こんな感じの 

ジョジョはこの変化について、マイリー・サイラスの影響を語ります。

彼女が8歳の頃、マイリーが『Bangerz』で路線変更したことに衝撃を受け、「自分もいつかやりたい」と思っていたそうです。

(マイリーサイラスはハンナ・モンタナのディスニーチャンネルのイメージを払拭するために、過激な衣装に過激な音楽を歌ってた時期があります。その時のアルバムが『bangerz』。)

このインタビューで一番面白いのが、アレックスが終始引き気味で笑いを堪えられなくなってるとこです😆😆😆

ジョジョは新曲KARMA(カルマ)について話始めます。

コロンビアレコードからKarmaを18歳の時に最初に提案されたそう。

当時は「女の子はみんなスーパースター!」みたいな曲を歌ってたツアーの直後だったため、急に「バッドガール」な内容の歌を歌うのに抵抗があったそう。

新曲KARMA (カルマ)↓

アレックスの笑いを堪えるのに必死で、こちらもつられてしまいそうです笑

提案された時にその時に一応レコーディングだけはしたそうですが、このまま数年間寝かせておこうということになったらしいです。

それをこう言っています。

We’ll leave it at that. we’ll find it few years from now.”

「今はこれはこのままにしておこう。数年間後また考えよう。」

We’ll leave it at that は結構使えるフレーズで、ここまでにしておく、という意味です。

議論や説明が一区切りついたときや、それ以上深掘りしたくない、またはする必要がないと判断したときに使えます。

もう後に何もコメントすることがない時にも、We’ll leave it at that と言って会話を終えたりできます。

日本語では案外表現しづらいですが、英語ではサラッと使えますね。

ジョジョは話を続けます。2022年にこう思ったそう。

” If I want my moment this is my 180. “

「今までのイメージから180度方向転換するなら、KARMAを歌うしかない!」

彼女の覚悟や、自己ブランディング戦略がギュッと詰まった一言。

このカルマという曲、酷評されていて(というかバカにされてる)、そのことについてアレックスが聞きます。

そこでジョジョは、こう答えました。

I will never claim to be a singer, but I claim to be an artist.

「自分のことを歌手と名乗ることはしないけど、私はアーティストとは名乗れる。」

また、世間は酷評してるけど、guilty pleasureになっているじゃん、と。

Guilty pleasureは恥ずかしいけどやめられない趣味や好きなこと、ついつい見てしまうものや、やってしまうことを指します。

たしかにカルマのMVのコメント欄を見ると、「バカにしてるようで実はハマってる…」という“guilty pleasure”状態の人、多いです。

MVも演出が激しくて見応えありますし、話題性も抜群。メロディーはキャッチーで思わず口ずさんでしまう笑

世論や酷評はあまり気にならないのかアレックスが効くと、ジョジョは「気にはなるけどカルマには誇りを持ってる」と答えました。そしてこう答えます。

” MV did justice to the song. “

「MVが曲にふさわしい出来に仕上がった」

do justice to 「~を正当に評価する」「~の良さを十分に表す」「~に見合った扱いをする」
こういう表現日本語にない表現ですよね。

同じ表現を使い、カイリー・ジェンナーの整形についてこう言っている人を思い出しました。

Plastic surgery did justice to Kylie but not to Kim.

「カイリージェンナーは整形して確かに美しくなったけど、キム・カーダシアンには必要なかった」

ネガティブな自称からポジティブな事象に変換したときにもdo justice to〜が使えますね。

話を戻しますが、ジョジョは「こういう世間の反応が欲しかった」と答えています。

いい子ちゃんイメージの子役から、180度変わって世間を賑わせてたかったと。

アンチや批判コメントはBe my guest! ( =どうぞご自由に!)と言い放った彼女。

「バッドガール」路線でいく宣言としては完璧に機能してる気がします。

結構定番のフレーズを使ってくれたので、ご紹介できるフレーズがたくさんありました。

ちなみにこの動画のコメントもアンチコメントが多かった笑

↓いいねが多かったコメント↓ 

(アレックスが笑いを堪えるのに必死😂)

こんなにバカにされてますが、若干21歳にして既に億万長者です。Youtubeチャンネルは52万人登録者、カルマのミュージックビデオの再生回数はなんと5388万回!

若くてこんなに稼いでたら、確かに批判なんて Be my guest!ってなりますね。

ポップカルチャーの中で「子役出身者が路線変更をして叩かれる」というのはある種の通過儀礼みたいなもので、マイリー・サイラスブリトニー・スピアーズセレーナ・ゴメスなども通ってきた道。

ジョジョはそのパターンをしっかり踏んで、「わかっててやってる」感じがまた賢いです。

学べる英語フレーズまとめ

フレーズ意味・使い方
180 (ワンエイティー)180度方向転換すること
We’ll leave it at that(話を)このへんでやめておこう
do justice to ~~の良さをちゃんと表す/正当に評価する
guilty pleasure恥ずかしいけど好きなもの/やめられない趣味
Be my guest!好きにして!どうぞご勝手に!

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