今回もクロエカーダシアンのポッドキャストから。
ゲストはセレブ離婚弁護士、Laura Wasser (ローラワッサー)。
カーダシアン家御用達の有名離婚弁護士です。クロエが最初の夫・ラマーオドムと離婚する際に、クロエの弁護士を務めた彼女。姉キム・カーダシアンの離婚の際も弁護を務めてました。
もちろんカーダシアン家だけではなく、彼女が弁護士を務めたセレブ達の一例を挙げてもAリストセレブ達ばかり。
・アンジェリーナ・ジョリーとブラッドピットの離婚 ー アンジェリーナの弁護を担当
・ジョニー・デップとアンバー・ハードの離婚 ー ジョニーデップの弁護を担当
ローラの父親も離婚弁護士で、クロエの両親(母クリスと父ロバート)が離婚する時、父ロバートの弁護を務めたそう。母クリスとブルース・ジェンナー(クロエ義理父)の離婚の際は、クリスの弁護士を務めたそうですよ。
今回取り上げるのは31:52〜からのクリップで、
①経済的負担が少ない離婚の方法と②プリナップ(婚前契約)について話しているクリップからのご紹介です。
まず冒頭からdivorce.comというサイトがあることを説明しています。
ローラが立ち上げた離婚に関するウェブサイトがdivorce.comに吸収され、彼女がサイトをリプリゼントしているそうです。
このサイトから、離婚手続きに関する情報が得られて、メディエーター(調停人)、弁護士を探すことができるとのこと。
利用料は月額25ドルかかりますが、正直アメリカでの離婚で失うお金に比べたら何ともない金額。
離婚弁護士に1時間相談しただけで、倍の250ドル取られる国ですからね。
私のバカ高い弁護士費用より全然安いわよ!とローラが動画内で言っていますが、その通り笑
もう一つ、彼女がアドバイザーを務めているのが、Hello Prenupというサイト。
プリナップをオンラインで作成・ 提出すると弁護士のチェックが入り、法的効力のあるプリナップがオンラインで作成できるサイトです。
質問などがあれば弁護士にチャットで聞けるとのこと。
日本にもこういうのがあれば、少しは結婚率や出生率が上がるかもしれませんね。
アメリカで国際結婚する皆様、自分がお金持ちではなくでもプリナップ(婚前契約)を締結するかどうかは検討の余地ありだと思います。永住権を持っていようが、移民である自分はアメリカ市民であるパートナーより弱く不利な状況になります。
日本では馴染みがないけれど、プリナップについて話し合っておけば相手の金銭状況なども把握できるし、仮に自分が離婚した時に経済的にどういう状況になるのかある程度計画(計算?)することができますね。
ローラはプリナップについてこう述べています。
I do think it’s so also that same sense of empowerment that you have with the divorce that you’re doing on your own if you’re doing the prenup you’re really having the conversations that you know are important to have before you kind of cast your life with somebody.
(離婚する時に感じる自分の強さ ( エンパワーメント)を、プリナップを作成する時も感じると思う。誰かと人生を共にする大きな決断をする前に、重要な話をパートナーとするんだから。)
If you can’t have those kind of conversations then you’re in trouble right and you shouldn’t be getting married.
(プリナップについての話し合いができないなら、その相手とは既に問題を抱えてるし結婚するべきではないわ)
めちゃくちゃ核心ですよね。プリナップって冷たい話じゃなくて、「話し合いができるかどうか」がむしろ本当の関係性のバロメーターなんだって、なるほどって思いました。
その後、クロエが彼女自身の離婚経験を話し始めます。
ラマー・オドム(クロエとラマーは出会って9日後に結婚し、2016年に正式に離婚が成立。)と結婚当初、クロエはあまり有名ではなく資産がなく、プロバスケ選手として稼いでいたラマーに資産がある状態でした。
なので、結婚するときにプリナップ締結を説明された時、傷ついて躊躇したそう。
ですが離婚に至った際はクロエとラマーの経済状況が逆転した状態だったので、結果的にクロエがプリナップに守られることになったらしいのです。
離婚率についてクロエがローラに聞くと、50%前後を行ったり来たりしていると答えたローラ。
結婚するカップルの1/2が離婚するって、やはり結婚はギャンブルなのか?笑
次はNo Fault Divorce (無責離婚)について説明を始めます。
No Fault Divorceを採用している州の場合は、離婚する際に理由が必要ありません。
夫婦の片方が離婚したいと思ったら、時間やお金は掛かっても必ず離婚が認められます。
(日本は両者が合意していないと離婚できないですよね、私的にはそっちの方が恐ろしいかな😅)
片方が有責(浮気や金銭問題)でも、離婚や財産分与には関係ありません。
理解し難い不一致(irreconsidarable differences)として事務的に離婚手続きが完了します。
財産分与はプリナップに基づくものか、弁護士同士の交渉で決定します。※円満離婚の場合は、当人同士で財産分与や子供の養育権、養育費を取り決め、メディエーターにNotarizeをしてもらい弁護士を雇わず離婚することも可能です。
逆にNO FAULT DIVORCEではない州で離婚しようとすると、離婚の理由( grounds for divorce )が必要です。一番多いのはAdultry (不貞行為)ですね。
州によって離婚の種類が違うので、どうしても離婚という選択しかない場合はまず居住州での離婚の種類から調べていくことになります。州によっては、離婚する前に1年間の別居が必須であったりしますので、本当にアメリカという国は州によって全てが違いますね。
今回は英語のフレーズのご紹介は少なめでしたが、アメリカ人と国際結婚/離婚する人方々にお役に立てられればいいなと思い書きました♪ アメリカの弁護士は割高のぼったくりが多いですので、自分で知識をつけて、自分自身を守ってくださいね。
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余談:公開待ちのALL’s Fair というドラマシリーズですが、ローラをモデルに制作されています。
そしてローラ役をキム・カーダシアンが演じているんですよ。早く見たいなあ。
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